塾長ブログ

13歳の初雪。

初雪


秋の暮れ

去り行く 大きな空の 大きな雲が

下界に 小さな落し物をした


それは 数え切れないほどの 夢色の雪


子どもたちは 空を仰ぐように見上げ

子猫は 母猫に体をすり寄せながら

その眼に 雪を焼き付けていた


地面に落ちて 溶けた雪

人々のこころに 溶けた雪


秋の暮れ 

去り行く 大きな空の 大きな雲が

下界に 小さな落し物をした

私が中学1年生の時、国語の授業で書いた詩です。

子供ながら、練りに練って書いたので今もこうして思い出すことができます。


そうそう!「夢色の雪」のところが最後まで気に入らなかったんだよなぁ(笑)。

なんだかストレート過ぎると言うか、クール路線でいきたかったのに急に「甘く」なるというか…。


でも、当時国語の教科担任だった先生が、とてもこの詩を褒めて下さったんです。

「夢色の雪…。先生はここが一番好きだなぁ」なんて(笑)。

読み手の解釈や感想が、書き手の意志とは反することがある。

それがわかって、とても違和感を感じたのを覚えています。


初雪が「人々の心に溶ける」…ねぇ汗

今の私なら、また寒い季節がやってきたのかショック!…と、うんざりしてしまうだろうなぁ。

雪がワクワクするものだという感覚はもう無いな、残念だけど。


雪が降った今朝。

通勤の車の中でふっと思い出した、幼かりし日の詩でした~ニコニコ


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