北海道文学館主催の「第14回 小中高生 短歌コンテスト」。今年もみがくは団体参加したのですが、結果が今日、ホームページ上で発表されました。
今年度の応募総数は6132首。
入選作品が85首のうち、みがく生の入選者は13名、二次通過が24名でした。今年も多くのみがく生の作品が選ばれましたよ。昨年度よりもさらに受賞率が上がって喜ばしい限りです。次のみがく通信で入選者とその作品を掲載しますのでお楽しみに😄
さて、昨年の大賞はみがく生の作品でしたが、今年度は厚真町立厚真中央小学校の3年生の女の子が受賞しました。この短歌が実に心を打つのですよ。これは文句なしの大賞ではないでしょうか。
絵にかいた ろうそく八本 たん生日
色ないひなん所 えがおでそまる
昨年9月に発生した北海道胆振東部地震。
震災に遭い、避難所で迎えた8才の誕生日。ケーキもプレゼントも用意できないご両親は、バースデーケーキを絵に描いて娘のお祝いをしたのでしょう。避難所でささやかに祝っている家族を、避難所の人たちが笑顔で見守っている。そんな様子が目に浮かぶようです。…こうして誕生日が迎えられるのも命があってこそ。絵に描いたろうそくの炎のように、震災で沈む人々の心にほんのり明かりを灯す一コマだったに違いありません。
命があって、誕生日を祝ってくれる人がいて、一緒に喜んでくれる人がいる。それだけでも、とてつもなく幸せなことなのかもしれません。また、どんな状況でも、どんな辛いことがあっても笑顔になれる。人間の強さや優しさもこの作品から伝わってくるようです。実に人の心を動かす力を持った短歌だと思います。
🎃今日はハロウィン。
3才児の読み聞かせ教室ではちょっとしたプレゼントを渡しました😄