塾長ブログ

朝読書の本

噂には聞いていた小学校での読書タイム(朝読書 )。娘が小学校に入学したので、実際に一緒に本選びを楽しんでいます。
ひかりに任せると毎回憑かれたように「だじゃれ」の本ばかり借りてくるので、ある程度は私も干渉しています。 
低学年もしくは読書が苦手な子には、ストーリーの面白さもさることながら、
★想像力が広がるような本
★登場人物の心情推移がよくわかるような本
★起承転結が明確な本
★表現が豊富で新しい言葉を覚えられるような本
…を選ぶとよいでしょう。
国語好き、読書好きに育っている姪の菜々子(小4)。低学年の時に勧めて読ませた本をご紹介しますね。
不朽の名作であり、「東大生が小学生の時に読んだ本」でも毎年ベスト3入りする「ゾロリシリーズ」は上記の全てを満たす本です。
「まほうのじどうはんばいき」。平易な表現ばかりで新しい語彙の獲得はあまり期待できませんが、読みやすくて「ドラえもん」のように夢いっぱいの本。
「どこかいきのバス」は主人公の気持ちに共感できる子が多いのではないかと思います。1年生の読書感想文でも人気の本です。
読書をする子は国語力があると言われています。それに異を唱えるつもりはありませんし、本を沢山読むことは人生を豊かにすることだと信じています。ただ、読書はしているのに国語力が伸びない…という子が多くいるのも事実ですよね。いつも偏ったジャンルばかり読んでいる子にありがちな現象であり、どちらかと言えば「説明文」ジャンルを好んで読んでいる子に多い気がします。例えば、「ざんねんな生き物」シリーズや「サバイバル」シリーズ(漫画)。これらは、事実が述べられている「説明文」というジャンルに大別できます。他の本はあまり読まず、この類いのジャンルばかりを読んでいると、想像力や心情把握、心情推測などの力がなかなか育ちません。
読書によって国語が得意な子に育てるためには、「説明文の要素が入った物語」を読んでもらうのがベストです。例えば「マジックツリーハウス」シリーズ。歴史や地理などの史実がストーリーに編み込まれているので、話題・事実・具体例という説明文の要素を味わいつつ、ファンタジーの世界観にも浸ることができます。
他にも、ハリー・ポッターやダレンシャン、ドリトル先生などの鉄板シリーズなどもやはりお勧めです。少し頭を使いながら筋を追い、見慣れない新しい言葉と沢山出会い、それでいて壮大なファンタジーの世界に入っていけるという意味でも読む価値があります。
子どもの自主性だけに任せていては、いつまで経っても読書習慣が身に付かなかったりします。周りの大人がその子の国語力を見て、その子に合った本、その子に必要な本を勧めてあげることも必要だと思います。


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