今年もチャレンジしました。

幼年国語教育会主催の「音読コンクール」。

課題Aは仲良し文庫の漢字絵本「赤頭巾」を、課題Bは宮沢賢治の詩「雨ニモ負ケズ」を今年はそれぞれ選んでみました。

音読したものを録音してCDやDVDに保存して郵送するスタイル。この録音作業が今年も壮絶でした。

一度も間違えず、噛まず、詰まらず読むのは何と難しいことか…。それに感情や抑揚をつけ、情景が浮かぶようにイキイキと楽しく読むように指導しながら何度も練習しました。

録音作業は約１ヶ月(練習は半年以上前から開始)。録音件数は実に700回。締切り前日まで、「より良いものを！」と粘り、ラスト２日は４時間半通しの作業となりました。その日は寝言でも「雨にも負けず、風にも負けず…！」と叫び出すほどでした。

……壮絶でしょ？

負けず嫌いの親子が組むとこんな状態になります。最後は二人とも意地を通した感じです。

だけどやり切りました。

どんな結果でも、私もひかりも悔いはありません。今の私たちの全てを出しましたので。

泣きながらも最後まで投げ出さず、何度も何度も読み続ける姿を見て、最後は私が泣いてしまいました。泣いている私の頭を撫でて、「ママ、がんばろう！」と言ってくれた娘。

撮り終えたあと、ドラえもんの小銭入れから娘の全財産の172円を取り出し、「付き合ってくれてありがとう。これ、お礼だよ」と私にくれました。…お金でお礼？？？とツッコミを入れつつ、また泣き笑いしてしまいました。

我が子ながら、頭が下がるほどのガッツです。本当によく頑張った。

かなり前の練習風景。

まだまだ噛み噛みの時期です(笑)。