塾長ブログ

おはなしドリル

世の中では「うんこドリル」の是非が取り沙汰されていますが、私がお勧めしたいのはこのドリルです。
「おはなしドリル」シリーズ。
概して国語の問題集に取り上げられている文章は、子どもたちにとってはさほど面白くない話が多いのではないでしょうか。また、物語などの一部だけ切り取って問題文が作成されているので、ストーリーの全体像が見えにくいという欠点もあります。もちろん、国語の読解問題集では、「読む楽しさ」を主眼としていないので当然かもしれません。「一部を読んで全体像を想像する」という力も立派な国語力ではありますが、子どもにとってあまりに馴染みの無い内容だと、それも容易ではありませんよね。
読書が苦手。読解力にも自信がない。
このドリルはそんな子どもにピッタリです。
読書するように楽しく話を読み進めながら、問題を解いていくという内容になっています。
中・高学年用もあります。こちらは、「生き物編」と「科学編」があり、それぞれの知識を深めつつ、読む力&思考力を養うことを目的としています。
私は仕事として、テキストや問題集の作成に携わったことがありますが、問題を1から作るのは大変な作業でした。星の数ほどある書籍の中から問題文を選定し、その中から場面(段落)を抜粋して設問を作成していきます。1題作るのに、1週間ほどかかったこともあります。
塾講師時代には、国語が苦手な生徒にも考え方や解法をわかりやすく教えるために、「名探偵コナン」などの小説を用いて読解問題を作ったりもしました。生徒たちに大好評でしたよ。
と言うわけで、この「おはなしドリル」シリーズの編者には大変共感できます。国語が苦手、しかも普段本もあまり読まないというお子さんには特にお勧めです。
国語が得意!読解力に自信がある!という子には少々物足りないかもしれませんが、そんな子には「国語クイズ」として隙間時間に解かせてみるのも面白いかもしれませんね。


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