ご無沙汰しておりました。
国語専門塾みがく塾長の坂本です。
早いもので開校してから3ヶ月。
みがくでは現在、小学1年生から高校3年生(そして社会人)まで、幅広い年齢層の生徒さんが国語学習に取り組んでいます。
こちらは「新聞書写」の様子です。
ほぼ毎回、授業の後半に行なっているこの「新聞書写」。
「朝日小学生新聞」を活用しています。
新聞書写の大きな目的としては次の3点です。
1 語い力をアップさせること
記事中で、意味のわからないものがあれば辞書で調べます。そして、「言葉博士プリント(次回ご紹介しますね)」に調べた意味を書き込んでいきます。
語いを増やしていくことは、その人間の「世界観を広げていくこと」に直結しています。
2 客観的な文章とはどんなものなのかを体得すること
新聞記事の大半は「客観的事実」を述べてあります。「自分の意見・感想」と「事実」をしっかり区別して話や文章で表現できるようにする下準備です。
3 時事問題や環境問題などにも関心を持ってもらうこと
教科書や参考書では「リアルタイムな世間の情報」が伝わってきません。近々に起こった話題を扱う新聞記事は絶好の教材!周りで起こっている様々な社会問題に関心や問題意識を持てるように、子供の頃からアンテナを伸ばしておくことはとても重要です。
記事を書写させた後は、
・その記事への感想や意見
・特に興味を持った部分
・その記事内容に対して、良い点(感動した点や賛同した点など)と悪い点(疑問に思った点や、『それではダメだ!』と思った点など)の両方を考えて書く。
…などなど、毎回様々な課題に沿って作文練習をしています。そして最後に、書写した記事を音読発表してもらって「新聞書写学習」は終了です。
地味な作業ながらも、効果は計り知れない書写学習。
今後も、様々なアレンジを加えながら進めていきたいと思っています!