塾長ブログ

闇夜を照らす。

夜の森 闇夜を照らす 夜光虫

これは新札幌校のTくん(高1)が作った俳句です。授業で創作したものが選ばれ、学校の通信に掲載されたそうです。
私としても大変嬉しい報告でした。

夜光虫は海洋性プランクトンの一種。本来は海にいるものを「森」にいるかのようにTくんは表現しています。森の中を照らす生き物と言えば「蛍」。蛍を夜光虫に喩えたのでしょう。
また、蛍を敢えて「蛍」と言わなかったことで、この句には「夜」という言葉が初句、2句、結句全てに入りました。同じ言葉を重ねて用いることでその意味合いが一層強くなる効果があり、この場合は「夜の闇」が強調されています。

墨で染めたような漆黒の夜。
足元も見えないほどの暗い闇。
その闇夜を照らす蛍の光。

暗中模索の日々の中、先の見えない不安と戦いながらも進むべき道を探している。そんなTくんの深層心理を投影するかのような作品だと思います。

傍で成長を見守っている私も、Tくんにとって蛍のような存在でありたいと願っています。

          


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