聴覚や嗅覚、触覚などといった視覚以外の五感もフル活用した体験を行うことで、集中力や観察力が養われます。テストの点数では測れない豊かな感性が育ちます。ところが、現代はスマートフォンなどの普及によって「見たもの=視覚」に依存しがちなのが現状です。
五感を使うことが国語力にも良い影響を与えるのは言うまでもありません。「楽しかった」「悲しかった」といった抽象的で紋切り型(ありきたり)の言葉だけで作文や小論文を書こうとすると、どうしても文章が単調になりがちですよね。しかし、「五感フィルター」を通すだけで、読み手の心に情景が浮かび上がるような臨場感あふれる生き生きした文章に変わります。
また、五感を意識すると、状態や感覚を細やかに表す言葉…具体的には形容詞やオノマトペがどうしても必要になります。例えば、眼前の川が勢いよく流れている様子を視覚と聴覚を用いて表現してみますね。
激しく弾け飛ぶ白い水しぶきを巻き上げながら、ごうごうと川が流れている。
どうでしょう。単に「川が流れる」と書くよりも、水流の激しさや、しぶきが泡立つように飛び散るさまがより具体的にイメージできませんか。
五感を使うとこれだけ表現の幅が生まれます。それに伴って自然と語彙も増えていくので、みがくでは小学生のうちから五感を駆使するトレーニングを行なっているのです。
生徒たちは学習中にお菓子を食べられるのを楽しみにしているのですけどね(笑)。

