みがくの学習の一つに「聴くトレーニング」があります。「話を聴く時の姿勢や態度」や「話を聞き取るポイント」を頭に入れてもらったあと、生徒同士で会話練習をすることで、覚えたことをアウトプットしてもらっています。
開校当初から行っているこの「聴く力」学習をボランティア活動に活かせないものかとずっと考えていました。例えば高齢者施設でボランティアができると、みがく生にとっては実地での会話練習にもなる上、ささやかながらも社会貢献にも繋がります。一方、ご高齢の方にとっても、若い子とお話しされることで脳が活性化したり、前向きな気持ちになれたりなど、メリットが多いと思うのですよね。
今年は開校15周年。長い間温めてきた構想を形にしようと本格的に動き始めることにしました。受け入れ先の施設を探すこと3ヶ月。元みがく生Sちゃんの力添えもあり、ボランティア活動を行うのにぴったりなところが見つかったのです。そこは入所と通所、両方のサービスを提供している札幌市内の高齢者施設。担当の方が大変理解のある方で、受け入れを快諾してくださったのもあり、本日さっそく厳選メンバーを率いて傾聴ボランティアに行ってきたのでした。
30分間という短い時間ではありましたが、濃密で意義ある経験になったことでしょう。傾聴ボランティアを通じて感じたことを忘れずに、これからの人生に活かしていって欲しいと思います。…それにしても、全員すばらしい傾聴力でした。さすが、みがく生だ。
この傾聴ボランティアは、夏休み、冬休み、春休みの長期休みを利用して今後も継続していく予定です。みがく生で、「私も参加してみたい!」という人は坂本や伊藤までご連絡くださいね(小学校高学年以上)。