今日は恒例の「箱の中身は何でしょう作文」を行いました。
箱の中には何が入っているのかを予想しながらどんどん作文を書いてもらうという学習で、人気企画の1つです。
中身に辿り着くまで時間がかかるのですが、それこそがこの作文のねらいでもあります。
箱を開けるたびに作文を書かなくてはならないので、堪え性の無い生徒は次第にイライラしてきます(笑)。
みがくでは毎回の授業で新聞書写を15分間させています。
この書写が嫌いな子や苦手な子、または書き間違えが多い子と、
「箱作文」で後半から焦れてくる子は実は全くもって同じ顔ぶれなのです。
逆に、新聞書写が苦手ではない生徒たちは、最後の最後までワクワクとした表情で、作文用紙に鉛筆を走らせています。
文字の丁寧さや書く分量も最後まで全くと言っていいほど変わりません。
そんな生徒たちの様子を観察しつつ、
「この子はやっぱりコツコツ積み上げるような作業をトレーニングさせなくちゃ!」とか、
「だいぶん書写の効果が出てきたな」など、生徒の状態を改めて確認することも、実はこのメニューの大きな目的なのです。
せっかちさんや、イライラくんは、最後の最後でどうしても詰めが甘くなる傾向があります。
頭の回転が速い分、思い込みやそそっかしさで、イージーミスをしてしまうのも共通した特徴の1つです。
これらを、「性格」「個性」という一言で済ませられたら楽なのですが、そうはいきません。
「最後までイライラせずにじっくり物事に取り組める力」は、例外なくどんな子にとっても大きな武器になります。
それを少しずつでも付けるトレーニングをすることはとても重要なことだと思っています。
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