塾長ブログ

巨匠の旅立ち

小説家の西村京太郎さんがご逝去されましたね。

西村先生と言えばトラベルミステリーですが、私は中学生の時に読んだこちらの本が最も印象に残っています。比較的マイナーな作品ながらも、私はこの本を読んでクローズドサークル設定(無人島や雪の山荘など、外界との往来が途絶えた状況で事件が起こるというもの)にハマりました。

「七人の証人」(1983年刊行)。

十津川警部が誘拐されて連れてこられた場所は、1年前の殺人事件の現場をそっくり再現した孤島。そこに1年前の事件の7人の証人とともに閉じ込められます。閉じ込めたのは1年前の事件の犯人とされた男の父親で、獄死した息子の無罪を晴らすべく、その離島に証人たちを誘拐したのです。証人の証言を1人1人改めて検証していくうちに次々と露呈する矛盾と新事実。そんな中で新たな殺人事件が発生して……。

という粗筋です。

懐かしいなあ。何十年ぶりにもう一度読んでみたくなりました。

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