塾長ブログ

なおざり おざなり

「なおざり」と「おざなり」。
発音や意味が似ているので混同してしまいがちな言葉です。

それぞれの意味を整理してみましょう。
新月なおざり(等閑)
いい加減にするさま。
古語のなほ(何もしない状態)+さり(去り=放っておく)からきていて、「何も対処せずに放置しておくこと」が「なおざり」です。

新月おざなり(御座なり)
いい加減にするさま。
江戸時代によく使われた言葉。お座敷に出る芸子が、客に対して適当にあしらったり、表面的に愛想よくしたりした様子を表わす表現でした。

簡単にまとめます。
物事に対して、何もしないのが「なおざり」。
いい加減だけど、少しは何かをするのが「おざなり」です。

例えば…
①今回のテストでは、数学の勉強をなおざりにした。

②今回のテストでは、数学の勉強をおざなりにした。

①は、数学の勉強は全くしなかった。(勉強時間はゼロ)
②は、適当でイイ加減だけど、少しは勉強した。
…という意味になります。

言葉づかいをおざなりにせずに、できれば美しい日本語を使いたいものです。


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