例えば、「海水浴に行ったこと」を人に伝えるための文章を書くとします。
A
昨日、家族と海水浴に行きました。海岸についたら、妹と砂遊びをしました。そのあと、きれいな貝がらを拾って歩きました。私は貝は拾えませんでしたが、きれいな青いガラスを見つけました。
以下省略
B
昨日、家族と海水浴に行きました。
海岸に近づくと磯のかおりがしてきました。海鳥の鳴き声も聞こえます。
砂浜では妹と砂遊びをしました。砂に触ると温かくてサラサラしています。
そのあと、きれいな貝がらを拾って歩きました。私は貝は拾えませんでしたが、きれいなガラスを見つけました。それは青く透き通ったガラスです。平たくつるつるしていて、太陽にかざすとキラキラしていました。
以下省略
AとB、どちらが「伝わる文章」でしょうか?
Aの文章は、もちろん理解できるのですが「目に映ったもの」を大雑把にしか述べていないため、面白みのない凡庸な内容となっています。
それに対してBは、「視覚」に加えて「嗅覚」や「触覚」「聴覚」を駆使して感じたことを書き表しています。
そのため、まるで情景が目に浮かぶような臨場感のある文章になりました。
人により伝わる文章を書く際には、このように「五感を使って対象を観察し、それを書き表す」ことで、より伝わりやすいものとなります。
普段から、このトレーニングをすることはとても大事なことなのです。
みがくの「五感作文」の様子。
しっかり観察できていますね
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