塾長ブログ

永遠の恩師

「完璧な答えだね」
高校2年の国語の授業。あれは「羅生門」の授業だったかな。当時、教科担任だった太田孝先生からかけてもらった言葉です。

もともと国語は得意でしたが、その力をもう一段高いところまで引っ張りあげてくださったのが太田先生でした。
古典や短歌の面白さを教えてくれたのも、進路で悩んでいた時に予備校を紹介してくれたのも太田先生です。私の人生に大きな大きな影響を与えてくださった恩師のお1人でもあります。

先日、太田先生に拙著を郵送したのですが、ご丁寧にメールをくださいました。先生には内緒で(笑)一部を転載しますね。

こんにちは。お久しぶり。
昨日、とてもすてきな本が届きました。
出版おめでとう。
なんだかとてもうれしかった。
自然に流れるようにすーっと意味が理解できるすばらしい文章に深く感動しました。
さすがはプロだな。
これは坂本さんにしか書けない本だと思いました。
読みながら何度も膝を叩いて痛くなりました(ちょっとオーバーかも)。

どの文章にも言葉への思いがあふれています。
つまりそれは言葉を使う人への愛情があふれているってことですね。
「言葉はいつも思いに足りない(鴻上)」けれど、言葉がなければ思いはかたちをもたないから人は一所懸命に言葉を駆使するんだ。だから、より良く話を聞こう、より良く読もう、丁寧に伝えよう、ゆたかに表現しようっていうあたたかいメッセージですね。

ことばと想像力についての説明は、常々感じていた事でもあり、深く納得いたしました。
教科書から文学系を減らそうって話もあるけれど、他者や世界について想像を巡らせ、深く思い至るにはやはり、長い時を経て残ってきた文学や芸術に触れる、それも感受性豊かな若い時に感応するのが一番ですよね。

それやこれや、多くの瑞々しい文章に触れて新鮮な空気を吸ったようないい気持ちになりました。
あとがきもじーんときたよ。

…太田先生の書く文字や、力みの無い自然体の文章が昔も今も大好き。当時は、飄々とした雰囲気ではありながら、毎回飽きない楽しい授業をしてくださいました。世阿弥の「秘すれば花なり…」など、先生が授業で話してくださった言葉は今なお胸に残っています。そんな尊敬する先生からこんなメッセージをいただけるなんて本当に幸せです。

思えば、高校時代は太田先生に認められたいが故に頑張って勉強していた節もあります。目をかけてくれ、沢山褒めてくれたからこそ、今の私がいるのだと心から感謝しています。

 

それにしても、いくつになっても褒められるのは嬉しいものですね。太田先生に褒められると舞い上がってしまいます。
案外、私って成長していないのかもなー(笑)。

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