そこに意志がないまま流されたくない。
私はいつもそう考えて過ごしています。
流されるって楽なのですよね。
深く考えなくてもいいし、無理に動かなくてもいい。
逆に、流されまいと踏ん張るのは容易ではありません。かなりのパワーが必要です。
慌ただしい日常に追われ、気付けばいつもと変わらぬことの繰り返し。そのまま決まったルーティンに乗っているだけ。それはそれで悪いことではないのだけれど、自分の中からこんな声が聞こえてきます。
それでいいの?
改善の余地はなかったの?
ステップアップしなくていいの?
一方、どんなに忙しく、大変な1日だったとしても、「流れ」に抗おうとした日はどこか充実感を覚えるものです。
ずっと気になっていたあの子と向き合えた。
ずっと蓋を閉じていたものから今日は逃げなかった。
より効率的な方策を思いつき、実践した。
…そんな日は心地よい疲労感に包まれます。
ただし、毎日流れと戦ってばかりでは身が持ちません。人間として生まれてきた以上、どうしても抗うことのできない流れというものも存在します。そこで、「意志を持って流される」というのも1つの過ごし方、生き方なのだと思います。
私はどうだろう。
流されることの気楽さよりも、その後に訪れる後悔のほうが遥かに厄介…。
「流されるもんか!」と生きていくほうを選び続けていくのだろうな。