塾長ブログ

みがくからの年賀状

私の父が、「今年で年賀状を卒業したい」と言い出しました。確かに高齢になると、年賀状を書くのが大変になってきますよね。父の場合は私たちが印刷などの手配を全てしているのですが、一言添える作業が大変みたいなのです。

日本人は元来、とても律儀で義理堅い民族。平安時代には既に年賀状の文化がありました。藤原明衡が平安後期に著した「明衡往来」には、年始の挨拶文例が載っています。そこに当時の代表的な書き出しとして挙げられているのは、「右改年之後」。改年というのは、新年のことで、現代で用いる「明けまして」に近い表現です。室町時代に書かれた挨拶集(いわゆるマニュアル本)にも、
改年之後、目出度く(めでたく)覚え候ふ
という書き出しが紹介されています。
他にも、
富貴萬福 幸甚々々
新春之御吉事
年始之御慶賀
などが人気の書き出しでした。
室町時代の言葉とは言え、新春の言葉はあまり現代と変わっていませんね。漢字を見ると意味がなんとなくわかります。「新年がやってきた。おめでたいなあ」という雰囲気が字面から伝わってくるようです。
ところで、みがくでは毎年、生徒宛に年賀状を出しています。その文面にはクイズや課題を載せるのが恒例になっていて、休み明けに持ってきてもらえたら、頑張りポイントがもらえる(集めると賞品交換ができます)というのを続けています。みがくらしい遊び心です。
今回も、多くの生徒に取り組んでもらえるといいな。


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