塾長ブログ

十分と充分

十分と充分

どちらも「じゅうぶん」と読みます。そして、「何の不足がない様」という意味においても全く変わりがありません。
ただ、私がアルバイトでライターをしていた時には、編集の方に 「十分」のほうを使うようにと言われていました。「充分」は「十分」の当て字であって、正式には「十分」だと。
ただし、文脈上、時間の「十分」と読み手に勘違いさせるのを避けるために、「充分」を用いたほうが良いこともあります。
例を挙げると、
「私は十分に厚着をして出掛けました」
この文だと、⚫時10分に厚着をして出掛けたとも受け取れますよね。誤解を避けるために、この場合は、「充分」を使うことをお勧めします。
ところで、この「十分」と「充分」では意味も異なるのですよ。
「十分」は、量的に満たされていることを表す言葉で、「充分」は気持ち的に満たされていることを表す言葉です。
例えば、お隣さんに沢山のジャガイモを貰ったとします。もっと持っていきなさいと言われた時には…
「いえいえ!もう十分いただきました!」というように「十分」を用います。
一方、気持ちが満たされたときには、
「こんなに親切にしてもらって…。私は充分満足しています」
「お気持ちは充分いただきましたから 」などと「充分」のほうを使います。
ぜひ意識して使ってみてくださいね。


メール

お問い合わせ

塾に関するお問い合わせ・ご相談はこちらから。

シェイプ
カレンダー

スケジュールカレンダー

各校のスケジュール確認はこちらから。

シェイプ