今日の夜は、今年度最後の体験学習(満席につき…)。
お母様と一緒に来てくれたのは小学6年生のKくん。参考にと、小学校の通知表とノートを持ってきてくれました。成績は悪くないのだけれど、文章を書くのが苦手なKくん。学校のノートを見せてもらいましたが、授業で書いた文を読んでも、作文の方法論がいまいち身に付いていない感じです。せっかく思考力があるし、着眼点も良いものを持っているのにもったいない!
そこで、今回の体験学習では「日記の書き方」を指導することにしました。
幾つかある書き方の中で、みがく生に勧めている方法論を基に書いてもらいます。あったことを一から十までダラダラと書き進めるのではなく、出来事の中でも印象に残ったこと1~2つに焦点を当てて書くというもので、作文に「山場」を作るという手法です。
その他にも、音や会話、香り、触感…など、「五感」を使って表現するのも心掛けてもらいます。
体験学習なのに鉛筆が止まらないKくん。20分もかからずに作文用紙が埋まりました。苦手意識があっても、書き方を教えるとこんなにも書けるようになるのです。Kくんは聡明な子なので、コツさえわかれば黙っていても伸びていくことでしょう。
作文は、方法論を教えてじっくり思考させ、書いたものを添削して改善点を指導する。生徒は教わったことを活かしつつ、何度も何度も書いてみる。
その繰り返しで上達していくものです。
作文の方法論について、また近いうちに記事にしたいと考えています。