塾長ブログ

目指せ、下剋上!~百人一首大会

今日は娘の幼稚園で「カルタ大会」が開催されました。年長は「百人一首」です。
大会には「本戦」と「名人戦」があり、まずは本戦で10位までを決定します。上位4名が名人戦に出場できるという流れです。
この名人戦。1週間前に行われた予選会を勝ち抜いた各クラスのトップ5が「名人」の称号をもらって出場できます。その名人たちと、前述した本戦ベスト4のメンバー、合計14名が「名人戦」で競い合い、トップ6が「名人戦決勝戦」に進出できるのです。
1年前から練習を重ねてきた娘ですが、先日行われた予選会で名人に落選。しばらくは落ち込んでいましたが、
「こうなったら、本戦を勝ち上がって名人戦に出る!そして名人戦の決勝にも絶対出るよ、ママ!!」と、鼻息荒く今日まで猛練習をしました。大きな悔しさをバネにして。
そして迎えた本番。
本戦(2回の試合)を難なく勝ち抜き、決勝戦へ。決勝で優勝し、名人戦出場への切符を手にしました。ここまでは計算通りです。
次はいよいよ名人戦!ここで勝ち上がるのは容易ではありません。レベルが高く、多分ですがほとんど中、高校生並みです。下の句で取るルールなのですが、上の句を詠み上げているうちに札を探し、下の句の1文字目が詠まれたと同時に取ります。娘も当然、全100首の上の句と下の句の組み合わせや1字決まりなどの決まり札も頭に入っています。しかし、札が分かるだけではダメなのです。スピードと瞬発力がないと他の子にすぐ取られてしまいます。今朝も腕の素振り練習を欠かしませんでしたが…いつもワンテンポ遅れるのですよね~。札を覚えた半年前から、常にスピードを意識してきたのですが、これがなかなか💦
さて、名人戦への出場を果たした娘。結構な枚数を取って名人戦決勝にも勝ち上がりました。さあ、いよいよ決勝です。
手前左側がひかり。
結局、最後は1枚も札が取れず6位で終わりました。周りの子達のスピードに手も足も出ない状態でしたよ。ひかり、背筋をピンと伸ばしたままでフリーズしてしまいました(笑)。最終的にはメンタル面ですね、何事も。戦意喪失しているのが遠くからでも伝わってきました。ここまで勝ち上がるまでに何試合もこなしてきたのでスタミナ切れもあるのでしょうが、完全な力不足ですね。
だけど、よく頑張ったと思います。本人が目標としていた「本戦から勝ち上がって名人戦に出る。そして決勝に進む!」というのは達成されましたからね。
本戦優勝、名人戦6位という結果に終わりました。
欲を言ってもキリがありませんが…目標をもう少し高く設定したら良かったかな。決勝に行ったことで満足して、緊張の糸が緩んだ感があります。このあたりの精神力はこれからの成長待ちですね。
自ら目標を立て、努力を継続すること。
悔しさを力に変えること。
どんな局面でも闘志の炎を消さないこと。
「今、ここ!」の時の集中力
…出来たことも出来なかったことも、全てが学びです。とても良い経験をしたと思います。
ところで今までの練習ですが、ただ札を覚えるだけでは勿体ないので、歌意や込められた気持ちを教えながら覚えていきました。
「この歌は恋の歌なんだよ。好きな人がなかなか来ない時に、悲しくて不安な気持ちをこめて詠んだんだよ。」とか、
「生まれ育った場所で梅の花が咲いているのを見て詠んだ歌だよ。」など、歌というのは「人の想いそのもの」なのだと言うことを教えてきたつもりです。
中学生、高校生になって古典を学ぶ際の土壌になってくれたらいいなと願っています。


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