私には特記すべき才能がありません。

だからこそ、人一倍努力をしてきました。

１つの山を越えても、また次の山が現れる。

その繰り返しの毎日でも、諦めず、足を止めず、空のように高い志を持ち続けて歩いてきました。

それ故に、ついこう考えてしまいます。

『私にだってできるのに、あなたは何故できないの？やらないの？』と。

私のような凡人にだってできることを、何故この人はできないのだろうか。こんなに力がある人なのに、どうしてやろうとしないのか。心底、不可解で理解しがたいものがありました。

年を重ね、経験を積んだ今。

自分の価値観を人に押し付けない。

自分の物差しで人を測らない。

そんな考え方もできるようになりました。

自分と人とは違うのだと言うことを、理屈ではなく、文字通り「体得」したのだと思います。

47才になった今でも、自分には誇るべき才能など何も無いと思っています。でも、

モチベーションを高く持ち続ける才能と、怠らず努力を続ける才能だけはあるのかもしれないなと最近になってようやく考えられるようになりました。

無かったからこそ、得られた才能ですね。