塾長ブログ

キノコが生えた男の子

夏休み中はみがく全校で、読書感想文を書くという学習をしています。
生徒たちが持ってきた本の大半は聞き知ったものが多いのですが、中には全く知らない本も。本の虫の私としては、一体どんな内容なのか読んでみたい衝動に駆られます。
先日、新道校の教室長である清水からこんな本を教えてもらいました。
アイヌの昔話「キノコが生えた男の子」
アイヌ文化について(専ら口承のアイヌ語についてですが)勉強したことがある私。アイヌ文化は後世に伝え続けていかなければならない北海道遺産。本書も、様々なカムイ(神)と共に生きてきたアイヌ民族の様子が生き生きと描かれていて、大変面白く読ませてもらいました。
娘のひかりは挿し絵を見て、「ひっ!…怖い。ママ、怖いよ~」と泣き声に(笑)。
体にキノコがびっしり生えるという設定は確かに不気味かもしれません。しかし、清水先生も言っていましたがとても感動的な内容でした。
アイヌの人々の、驚くほど感受性が豊かな姿や、毎日を懸命に生きる様子がありありと窺える一冊です。また、カムイを尊びながら共に生きる、というのはどういうことなのかがよくわかります。
読み聞かせをしたのですが、ひかりも面白かったと言っていましたよ。
読み終えた後も表紙を見ながら、
「これ、コシカケだよね?」
「これはカワラタケじゃない?」
「この赤いのは何?図鑑に載ってるかな?」
…な~んて盛り上がったキノコ好き親子です。


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