「足し算的思考」と「引き算的思考」と言うものがあります。
仕事においては、「引き算的思考」が良いと言われていますよね。あれもこれも…と増やしていくと、業務が多くなりすぎて、本質や目的が見えなくなることもあります。そんな時には「引いてみる」こと。無駄を削って簡素化することでタスクや思考がすっきりし、一事に集中しやすくなります。見えなかったことが見えるようになります。
また、人や自分を見るときには「足し算的思考」がお勧めです。「片付けができない」「声が小さい」などと、他人や自分の欠点や苦手分野ばかりに目を向けて非難する人は少なくありません。しかし、どんな人間だって短所があれば長所もあるもの。悪い面ばかりをクローズアップするのではなく、「あの人は笑顔が可愛い」「小さなことによく気がつく」などと、プラスの面に目を向ける「良いところ足し算」をしたいものです。それが意識的にできるようになると、他人とコミュニケーションを図る上でも、自分の人生を歩いていく上でも、力が抜けてふっと楽になるから不思議です。対人面だけではありません。「ある」ことを喜び、感謝して日々を過ごせるのは幸せな人だと思います。
人生は足し算・引き算。
新たに加えたり、捨ててみたり。
場面によって上手に使い分けながら生きていきたいものですね。