塾長ブログ

いにしへの旅 ②

奈良旅行2日目。
朝の勤行体験を終えて心身ともにすっきりした私たちはまず安倍文殊院へ。645年に創建された安倍晴明ゆかりの神社です。ここでは7参りという災難避けの御参りをしました。願い事を唱えながらお堂の周りを歩いてまわり、一周したら1枚紙札を切り取って納める。それを7回繰り返すというものです。
災難除けなので「○○しませんように」とお祈りをします
この神社では、珍しい「ぼけ封じ」のお守りが売られていましたよ。また、学問成就のご利益があるとして、全国から受験生がお詣りに来るそうです。
次に向かったのは石舞台古墳。明日香村にある古墳時代後期の古墳で、蘇我馬子が埋葬されているという説が有力だそうです。
横穴式石室。中にも入れます。
いいなあ、古墳。大きなロマンがありますよね。いつか古墳巡りをしてみたいな。
そして一路、十津川村へ。奈良市内から車で約3時間ほどかかります。カーブが多くて狭い道の連続で、ヒヤヒヤしました。行ってみたのが…。谷瀬の吊橋。生活橋としては日本最長の橋で、長さ297.7メートル、高さ54メートルだそうです。ひかりも渡りましたよ。
遠景はこんな感じ。伝わるでしょうか、この高さ。私は決して高所恐怖症ではありませんが、それでも足がすくみます。
何が怖いって、高さよりもこの板敷き。継ぎ接ぎだらけなのです。歩くたびにカパッカパッと浮くのですよ、その度に間から谷底が見え隠れします。それに…揺れ。沢山の人が渡ったり、強風が吹いたりすると、橋も大きく揺れるのです。見てください、この底板!何とも頼りないでしょう?ネット(金網)は両サイドに取り付けてありますが、歩行の板敷きの下には何もありません。
ちなみに、ひかりは「あと5回は渡りたい!」と言っていました。…凄いね、アナタ。
そうそう、こちらの橋。地元の小学生が通学路として毎日渡っているのですって。雨が降ったら滑りそう💦
さて、本日の最後に到着したのは、玉置神社。ダンナが悪路に負けずに運転してくれたお陰で、無事に辿り着くことができました。駐車場から歩いて30分で神社に到着。

玉置神社は、祟神天皇により、紀元前37年に創建されたと言い伝えられている古社。いざなぎのみこと神といざなみのみこ神、ご夫婦の神が祀られています。修験道の聖地とされ、弘法大師空海もこの地で修行を積んだと言われています。平安時代にも霊場として栄えたこの地には、厳かな中にも心地よい気が漲っていました。

日本最古とも言われる玉置神社。
その中でも超パワースポットと噂される玉石社。
樹齢3000年の御神木。この風格たるや!
これまで、どんな時代の どんな人々が どんな想いを胸にこの木を見上げてきたのでしょう。驚きと感嘆。懐かしさと切なさ。嵐のように感慨が沸き上がってきたかと思うと、次の瞬間、すーっと凪のような静かな気持ちになりました。とても不思議な感覚でした。
またいつかお参りに来ようと心に誓って、神社をあとにした私たちです。
今晩の宿は十津川温泉ホテル「昴」。十津川村は日本で1番広い村です。西村京太郎の十津川警部シリーズ。警部の名前の由来となったのもこの村なのです。
ところで、北海道にも「新十津川町」という町があります。1889年に奈良県の十津川村で大規模な水害があり、難を逃れるために人々が移住した地が北海道の空知地方。故郷の名前に「新」の文字をつけてその地を新十津川町と名付けました。新十津川町の方々は十津川村を「母村」と呼んで、現在でも交流が続いているそうです。
十津川村の温泉はどこも源泉100%のかけながし方式。硫黄の香りがする温泉を満喫しました。体がポカポカになったところで、明日に備えてゆっくりと休みたいと思います。

メール

お問い合わせ

塾に関するお問い合わせ・ご相談はこちらから。

シェイプ
カレンダー

スケジュールカレンダー

各校のスケジュール確認はこちらから。

シェイプ