塾長ブログ

現代文のテスト

茂木健一郎先生の記事に共感しました。
「現代文のテストを廃止すべき」だという内容です。➡現代文のテストは廃止
みがくではまさに「読む」「書く」「話す」(うちは「聴く」も重視していますが)を伸ばす指導をしているので、おっしゃっていることはよーくわかります。部分だけを切り取って理解せよという無理難題。まるで「パズル」を教えているような感覚。教えれば教えるほど、「これで本当に国語力が測れるのか。国語力と言うより情報処理力と言ったほうがいいのではないか」という疑問が湧いてきたものです。…読解技術だけを教えているのが馬鹿馬鹿しくなったと言うか、つまらなくなったと言うか。
でもその講師時代を経て、「自分が教えたいことはもっと根本的なことなのだ」と気付くことができたので意味はありました。読解テクニックも指導でき、さらに国語力の土台づくりに関しても教えられる。そのほうが便利だし、強い武器にもなりますしね。
現在の読解問題に関して基本的には疑問を感じています。国語というよりパズルだなと思うことも。だけど、「パズル」はパズルなりの楽しさもあります。センター国語や国立二次用の国語問題集を私は今でも解き続けていますが、それは読解センスを鈍らせないためと、単純に楽しいという理由からです。設問者の意図を考えた上で全問正解を狙って解く楽しさ!やめられません。笑
話は戻りますが、何十年も前から「国語の読解問題なんて廃止すべきだ」と識者たちが言っています。完結したエッセイなどを読ませて、それについての要約や見解、感想を述べる問題にするのはどうか…などの意見もありますね。確かに読解力テストより、課題となる文章の全文を読んで質問に答える(400字以上の記述または完全に小論文)タイプの設問のほうが国語力が測定できると私も思います。
2020年度からセンター試験が大学共通テストへと大きく変わるのは、個人的に喜ばしいと感じる反面、やれやれ漸くか…という気持ちだったりもします。


メール

お問い合わせ

塾に関するお問い合わせ・ご相談はこちらから。

シェイプ
カレンダー

スケジュールカレンダー

各校のスケジュール確認はこちらから。

シェイプ