塾長ブログ

ふ~っ、やっと書き終えた!

休みの日は、1日中娘と一緒にいます。次から次へと不思議な遊びに付き合わされるので、ブログを打てるのはテレビを観ている時かお昼寝タイムのみ。平日はずっと仕事なので、休みの日ぐらいは娘との時間をたっぷり満喫しなくてはね。
さて、今回の話題は2つの副詞について。

とある難関中学入試の空欄補充問題で、「やっと」と「とうとう」のどちらかを入れる問題が出たことがあります。

虫めがねやっと
時間と労力(心労を含む)をかけて実現したときに使う表現。一般的には悪い事柄には使いません。発信者の主観(気持ち)が入った副詞です。
例)このところ、やっと国語力が上がってきた。
努力の末にようやく実を結んだ!というニュアンスになっています。その努力の過程も含めて国語力が上がったということを伝える文章です。
虫めがねとうとう
長い時間がかかって、ある結末が訪れること。「どうなったか」=「とうとう」以下 に重点。
例)腰を炒めていたが、先週からとうとう歩けなくなった
長い時間を経て、最終的には歩けなくなったという事実を客観的に伝える文章。腰を痛めていた云々よりも、「歩けなくなった」ことを特に伝えています。
厳密に言うと細かな違いはありますが、「やっと」は「ようやく」、「とうとう」は「ついに」が類義語と考えられています。
正確に使おうとすると、日本語は本当に難しい言語ですね。考えて使うのではなく、自分で話したり読んだり書いたりするうちに自然と覚えていくのが母国語。日頃から言葉というものに関心を持つことが大切です。わからない言葉は調べる。その上で「あれ?あの言葉とこの言葉はどう違うのかな?使い分けは??」などと疑問が生じたら信頼できる先生に質問する。そして覚えたらどんどん使ってみることですね。使わないとどんどん忘れてしまいますから。
これを読んでくれているみがく生たち!上記の2語を早速、「言葉ノート」に書いていきましょうね。


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