塾長ブログ

1歩、踏み込む。

私はいつも「1歩踏み込む」ことを心掛けています。仕事でも人間関係でも。
仕事に関して言うと、この「1歩」こそ仕事ができる人とできない人を隔てる差だと思っています。
ある程度まできたら能力の差は実際さほど問題ではなくて、1歩踏み込む工夫をしたり、1歩踏み込む努力をしたりすることが仕事での成功に繋がるのではないかと思うのです。
例えば、私より知識も経験も豊富な講師は星の数ほどいるでしょう。だけど、私は1歩踏み込む意識をいつも持っています。
それらは実に些細なことです。
例えばこんな。
生徒に勉強を教える際、「ここ、大事だからね!」と伝えるだけではなく、「ここ大事だよ。目立つ色の蛍光ペンを出して線を引いて。そして忘れないように○○って書いておこう。」と、ペンの種類を指定し、線を引かせ、メモをさせるところまでこの目で見届けます。
作文などの清書が終わった時に押すスタンプにもこだわります。普通のスタンプに加え、銀色インクのシルバースタンプと、金色のゴールドスタンプを用意。出来具合いに応じてスタンプの色を変えて押し、生徒に返します。たかだかスタンプの色だと思われるかもしれません。だけど、過去の卒業生たちに「ゴールドスタンプを押してもらえたのが嬉しかった!」と何度言われたことでしょう。現生徒のお母さんからもmailなどで、「今日息子がシルバースタンプを押してもらったと喜んでいました」と連絡がきます。生徒にとってはスタンプは頑張った証。無関心なようで気にしているのです。たかだかスタンプ…なんて私は到底思えません。
このように小さいことですが、1歩を踏み込んだ指導を常に意識しています。
正直言って手間はかかります。
オーバーワークにもなります。
それでも、講師としての仕事が途絶えず、国語専門塾みがくが常に満席となっているのは、こうした「1歩踏み込む」姿勢による成果なのだと思うのです。
これはどんな仕事でも同じです。
他の人がやらないことを、ほんの少し踏み込んでやってみる。通常のルーティーンに+αを加えてみるのです。「普通の人はここまでしかやらないけど、もう1歩だけ進めてこれもやってみよう」という意識です。
1歩、というのが重要で、あまり踏み込みすぎるとオーバーワークになったり、相手にとって度の過ぎたお節介になったり、相手の成長を阻んだり…と、マイナス面が露呈してくる恐れがあります。これでは逆効果ですよね。だから、ほんの1歩だけでいいのです。無理なく、自分や相手の負担にならない程度に踏み込むのがポイントです。
小さな1歩でも変わる未来が確かにあります。


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