国語辞書を引く楽しさや、辞書の特徴がわかりやすく書かれていて、辞書好き&言葉好きには堪らない一冊です。
例えば、「美しい」という言葉ひとつとっても、辞書によって掲載されている内容が異なるということを数冊の例を挙げて説明していたり、
「恋愛」という言葉を挙げて、改訂された版ごとの意味の変遷を掲載していたり。
マニアックでディープな辞書の世界に触れることができて思わず夢中で読んでしまいました。
また、辞書をメンズに例えて、
新潮くんは頼もしくて信用できるヤツ、
集英社くんはスマートでバランス感覚に優れているヤツ…。なんて説明をしていたりも。私も辞書には詳しいと自負していますが、「うんうん、そうだよね~♪」と頷くことが多かったなあ。
皆さんも機会があればぜひ読んでみてくださいね。本校の本棚に入れておきます😄
「国語辞典の遊び方」角川文庫
※著者:サンキュータツオ:1976年東京生まれ。芸人。オフィス北野所属。お笑いコンビ「米粒写経」として活躍する一方、一橋大学非常勤講師もつとめる。早稲田大学第一文学部卒業後、早稲田大学大学院文学研究科日本語日本文化専攻博士後期課程修了。文学修士。ラジオ出演や雑誌連載など多数。