今日は、札幌開成高等学校(SSH)の課題研究発表会へ行ってきました。みがく本校に通ってくれているEちゃんの課題展示も見てきましたよ。
会場は札幌駅前通り地下歩行空間(チカホ)。
会場にはパネルがずらり。制作した生徒に説明を受けることもできます。
個人的に面白かったのは、「暖色系の色の食材は食欲を増進させるか」という検証。黄、黒、赤、緑、青の蒸しパンを用意し、それを見た人の唾液量を測定して、各色の食欲の増減を調べていました。結果はもともと知っていましたが、各色のパンを用意したり、唾液量の調査をしたりと手が込んでいて感心!
他にも、札幌の市営地下鉄「大谷地駅」はなぜ強風が吹いているのか、などの検証実験も興味深く読ませてもらいました。
おっ!!Eちゃんのパネルも発見!
「有珠山の火山灰の色の違い」についての検証です。実験方法も使う道具も専門的。みがくの教室内と異なり、とてもイキイキしていました(笑)。でもね、こんなに面白い課題を見つけたのだから、もう少し説明を詳しく書いたらよかったのに。もっと突っ込んだことを知りたくなったよ。
開成の先生を紹介してもらって、少しお話をさせていただきました。その中で先生が、「生徒自ら疑問や課題を見つけられない子が増えていると思う。」と仰っていましたが、私もそう感じます。
指示をもらって動くばかりではなく、自分で課題を見出だす。解決策に向けて仮説を立て、自ら検証する。その過程で得られるものの大きさたるや、はかり知れません。
この研究会は、開成らしい素晴らしい取り組みだと思いました。
ただ、生徒に全面的に任せているのはわかりますが、次のような点はもう少し適切な指導をしてやるべきではとも感じました
●データや統計の出所や集計方法、データの構成比などが曖昧。そこは明記すべきでは?
●文法や表現の間違いが多い。文意が通じない説明もあった。
●パネルに、検証、実験している生徒の写真がほとんどないのが気になった。その姿を見せたほうが臨場感がより伝わるのではと感じた。
会場には、小学生高学年らしき子どもとお母さんの姿も見られました。開成中を受験する予定の生徒なのかもしれませんね。これから受験する子の憧れとなるような取り組みになったのではないかなと思います。
Eちゃん、誘ってくれてありがとう!!