塾長ブログ

白滝村からの便り。

昨日、1通の郵便が届きました。
北海道遠軽町白滝村の「白滝ジオパーク推進協議会」の担当者さんからです。

この白滝村は「黒曜石」の国内最大級の産地であり、2010年に「日本ジオパーク」に認定されました。

そこで主催されている黒曜石の露頭などを巡る白滝ジオツアーに、私たち家族は札幌から遠路4時間かけ、ほぼ毎年参加しています。娘を妊娠していた年から参加していて、年々大きくなるひかりを皆さんに見せに行く目的もあるというか…まさに第二の故郷ですね。

この白滝村。数年の紆余曲折を経て正式にジオパークとして認定されるまでの軌跡が北海道新聞で特集として取り上げられました。ジオパーク推進課の担当者さんから直々にご指名を頂き、私も記者からインタビューを受けたのですよ。ごくごく僅かでも、ジオパークのお役に立てたら嬉しいな。

北海道新聞オホーツク版

さて、冒頭の手紙はご丁寧にもそのお礼ということでした。掲載された新聞のコピーと、ジオパークで開発されたジオ菓子「黒曜石キャンディー」を送ってくださいました。


黒曜石はマグマが噴火することでできる、ほとんどがガラスでできた岩石。この白滝で見つかる黒曜石の中には、赤や茶色が混じるものがあり、通称「花十勝」として親しまれています。噴火した時、石に含まれる鉄分が酸化することで、特殊な赤色が生み出されるそうなのです。

上の写真は茶色バージョンの花十勝ですが、私は赤の花十勝が好きだなあ。
漆黒の中にインクを落としたような鮮やかな赤。実際に間近で見ると息を飲む美しさなのですよ。

そしてこれが同封されていた黒曜石キャンディー。…すごい、本物そっくり。あっさりとしたバター味で美味しい!

およそ3万年前の旧石器時代には、白滝の黒曜石は石器の材料として重宝されていました。ジオパークで訪れる場所には黒曜石が絨毯のように広がるところもあり、圧巻の光景と太古のロマンを満喫できます。

興味のある方は是非、白滝ジオツアーに参加してみてくださいな。夏休みの自由研究にするのも良いと思います。
札幌からだと、いっそ飛行機で東京に行く方がむしろ早いぐらい時間はかかりますが(笑)、参加する価値は大いにありますよ。

右差し(参考)2回目の参加となる2013年度のブログ記事です。ひかりが1歳2ヶ月の時ですね。2013年の白滝ジオツアー


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