国語力と言えば、書く力や読む力、話す力ばかりが取り上げられがちです。でも、その国語力の根幹となる大変重要な要素が「聴く力」。
●人の話を集中して聴く力
●必要な話を記憶として留める力
●話の要点を聞き取る力
●話し手の意図を汲みながら聴く力
●話し手の心を開かせる傾聴力
これらは全て国語力の柱となるだけではなく、社会人になっても必要な力です。
うちの4歳の娘・ひかりは0歳の頃から(お腹の中にいた頃から)、本の読み聞かせと同時に、CDを使った聴く力トレーニングを続けています。ひかりが生まれて1ヶ月でひかりを義母に預けて仕事復帰したのですが、義母の家に向かう車中で「NHKおかあさんといっしょファミリーコンサート」のCDを流していました。
このシリーズです。ひかりはすでに過去10年間分の全作を聴き込んでいます。
赤ちゃんだったひかり。どんなに泣いていても、話が始まるとピタッと泣き止んで聞き入っていたのを今も覚えています。0歳なので意味はわからないと思うのですが、8ヶ月ぐらいで確実に「笑いどころ」でケラケラ笑っていましたよ。もちろん、話に興味を持てるかどうかはその子の特性や個性にもよりますが、それでも「意識して聴かせる」習慣は早めにつけておくべきだと思います。
今日はひかりと足し算、引き算のクイズをして遊びました。今回はキノコを蛙ちゃん達で分ける…という設定。まずはミニフィギュアを使ってイメージさせます。
慣れてきた4問目からは「いい?問題をしっかり聴いて答えてよ!」と念を押して口頭で問題を出します。「学さんがキノコ狩りに行きました。最初の林にはキノコが5本ありました。次に行った森にはキノコが2本ありました。学さんは合わせて何本のキノコを採りましたか?」などの簡単な足し算です。
そして引き算の問題も。「カナちゃんはお煎餅を8枚買いました。ソウタくんに2枚あげました。ひかりに4枚くれました。カナちゃんのお煎餅は何枚になりましたか?」引き算は足し算と比べるとすんなりとはいかないようで、指を折りながら考えていました。ただ、問題は1度しか言ってもらえないルールなので、「ソウタくんは何枚もらったっけ?」のような質問はしてきません。しっかり問題を聞いて覚えておくトレーニングを兼ねているのです。
半年ほど前から始めましたが、コツは「遊び」「ゲーム」という感覚で取り組ませることでしょうか。眼前に無いものをイメージする力や時系列での論理構成力なども鍛えられる、意義ある遊びですよ。