読書には、語彙力向上、想像力、論理的思考の強化、集中力アップ…様々な効果があることは周知の事実だと思います。
想像力を刺激する素晴らしい本は沢山ありますが、私が生徒によく勧めるのは「バッテリー(あさのあつこ)」や、「ほこらの神さま(富安陽子)」。そして最もお勧めしたいのは「時計坂の家(高楼方子)」です。
◼出版社によるあらすじ
夏休み、いとこのマリカの手紙に誘われて、おじいさんの住む「汀館(ミギワカン)」にやって来た12歳のフー子。おじいさんがお手伝いさんと二人きりで住む古びたその家で、フー子は不思議な庭に続く扉を見つけました。その、不思議な庭の謎をフー子はマリカのいとこである映介と二人で追い始めますが…。
実はこの本との出会いは、縁があって高楼先生ご本人から送っていただいたことから始まります。大人の私が読んでも、ワクワクドキドキする本で、ページをめくる手が止まらずに一気に読んでしまいました。本当に面白いのですよ、この本。読後は、自分が経験したような興奮とノスタルジックな感慨が訪れる読み応え満点の1冊です。
高学年の子にお勧めですが、敢えて大人にも読んでもらいたいと思います。みがく本校の本棚にもありますので、お読みになりたい方は声を掛けてくださいね。