塾長ブログ

今さら聞けない日本語

今回は、今さら聞けない日本語シリーズをひとつ。
「片仮名」で表記する言葉について、簡単に説明させていただきますね。

片仮名で表記される言葉には次のようなものがあります。

①外国の地名や人名
②外来語
③物音や鳴き声を表す言葉

◆例
①オーストラリア、ナイチンゲールなど。
②カレンダー、カーペットなど。
③トントン、ザーザー、ワンワンなど。

③は平仮名でも表記可能ですが、片仮名で書いた方が音声であることが強調されてわかりやすくなります。

③と間違いがちなのが、「様子を表す言葉」です。
例えば、「ドンドン」という語。
A 戸をドンドンと叩く。
B 娘がどんどん成長する。

Aは「物音」を表す用法なので、片仮名で書く方が望ましいのですが、平仮名で書いても誤用ではありません。

Bは音声ではなく、「物事の様子」を表した言葉です。なので、「ドンドン成長する」のように片仮名で表記することは普通はありません。

要するに、擬音語は片仮名で書き、擬態語は平仮名で書く、ということです。

例文でもう少し確認しましょう。
①星がキラキラ光る
②星がきらきら光る

正しい表記は②です。星がキラキラと音を立てる訳ではなく、星が瞬く様子を「きらきら」と表現しています。こういう言葉を擬態語と言い、通常は平仮名で書き表すのが普通です。

いかがでしょうか。
あまり意識しないで使っていた方も多いのではないでしょうか。

日本語はやはり難しいですよね


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