沢山のお見舞いメールを頂戴しました。
年末のお忙しい時期なのに…ありがとうございます。全く返信できていませんが、全て読ませていただいております。
ご心配をお掛けして本当に申し訳ありません。
ひかりは相変わらず、今も38・5℃の熱があります。食欲もなくて大好きなオレンジジュースさえ飲みません。脱水症状がおきないよう、定期的にお茶は飲ませてはいます。咳は…。
昨晩、寝るときに咳があまりに酷いので、ある秘策を実行しました。
その秘策とは…。
「枕元に玉ねぎ作戦」です!
本校Kくんママから以前教えて頂いたこの方法。玉ねぎの匂いで逆に具合が悪くなるのではないかと、ずっと躊躇していましたが、ついに実行することにしたのです。
玉ねぎ1個を半分にスパッと切り、ネットに入れました。それをひかりの枕元にそーっと置きます。
「これいらない…」
「パパ、これポイして…」
「いやだあー!!」
娘の恐ろしいほどの拒絶にも怯むことなく、枕元に玉ねぎを置き続けました。
…娘よ、わかるよ。
母にはその気持ちが痛いほどわかる。
私も子どもの頃、風邪を引いた際に亡き母からオカシな看病を受けたことがあるのです。
数十年経った今でも忘れられません。
夜中、咳をしていたらすーっと部屋のドアが開いて、母が入ってきます。私に近づき、首に何かを巻こうとしています。
えっ??なに??熱っ!!……臭っ!!!
母は長ネギをコンロで炙ったものを私の首に巻こうとしているようなのです。しかも炙りたてなのか熱々です。
母は必死です。私が全力で拒否しても凄い力で私を抑えつけて、覆いかぶさるようにして葱を首に巻いていきます。
…なんてシュールな光景でしょう(笑)。
母の気迫に押し切られ、葱の強烈な匂いとぬめりに耐えながら、朝を迎えたものです(風邪を引く度に繰り返されました…)。その効果のほどは結局よくわかりません。
思い出というよりむしろ恐怖体験ですね。
…あれ?そういえば、ひかりの咳はどうなったかな?あんなに咳き込んでいたのに寝室が随分と静かです。
ドアを開けてみると、スースーと寝息を立てて眠っています。
おお、すごい!!ありがとう、玉葱!!
ブラボー、玉葱よ!!!
一晩明けた今日も咳が鎮まりました。あとは熱だけ。それと鼻血だけ。…なぜか、今朝から鼻血が出ているのです。止まっても、しばらくしたらまた出ます。熱のせいなのかな?普段全く鼻血なんて出さない子だけに心配です。
救いなのは元気だということ。熱が高いのに「ジャスコに行こう」「ゆーの散歩に行こう」と訴えたり、大声で歌を歌ったり。
まあ元気なこと!
対して私は腫れた喉を酷使して読み聞かせをしたり(今日のこの時点で32冊)、頭痛に耐えてごっこ遊びにつきあったり。
全くもって休めやしませんわ。