塾長ブログ

話す力と聴く力。

私たち親からすると子育ては戸惑うことばかりですが、
「ひかりちゃん(娘)はお話が上手ですね!話せるようになるために、どんな取り組みをしているのですか?」とよく聞かれます。

確かに1歳後半にはしっかり話し始めた娘。今ではある程度の会話が成立するようになりました。
彼女は言葉に対する興味が強く、覚えた言葉をすぐに使おうとします。また、人とおしゃべりするのが楽しいらしくて、知らない人にも物怖じせず話し掛けるので、見ているこちらがドキドキします。

私たち親が取り組んでいること。

まずは本の読み聞かせでしょうか。
ひかりが本を好きになるように、劇の台本のように何役の声色で読んで聞かせたり、読みながら補足説明をしてあげたり、本と同じようなことを実践したり。
「本はこんなに面白いんだ!」と思わせるような工夫をしました。

それと何より、読んでいる私たちが楽しんでいますね。本を読んで聞かせる時間って結構長いものです。毎日のことですし。
その時間を面倒臭いものとして嫌々過ごしていると、苦痛で仕方ないと思うのです。どうせ読んで聞かせるなら、自分も楽しまなくてはストレスになってしまう。

読み聞かせは感情を入れずに淡々と…という説もありますが、私のやり方は正反対です。ゲラゲラ笑ったり、悲しんで泣いたりと感情たっぷりで読んでいます。その方法が良いとか間違えているとかではなく、それが娘には合っているのかもしれません。今日も20冊以上の本を読みました汗

もう一つ気をつけていることがあります。それは、娘の話を最後まで聴くことです。たどたどしくて、何を言っているかわからないことも多いのですが、途中で言葉を奪うことは避けています。
余計な気を回して、
「…はいはい、つまりこういうことでしょ?」と言いたいことを親が先回りするのは、子どもの話す力を奪う行為です。どんなに言葉足らずでも最後まで話させること。それを繰り返していると沢山の効用が得られます。話す力が身に付くのはもとより、なにより大きいのが「最後までしっかり話を聴いてくれた」という安心感、親への信頼感が確固たるものになることです。

面倒な時も多々あると思いますが、相手の話をしっかり聴くということは、その人の心の扉を開くことだと思っています。
聴くという行為は受け身と思われがちですがとんでもない!相手の心に寄り添いながら話を聴くことは能動的な行為です。労力と気力の要る行為でもあるのです。

とは言え、私には家事や仕事もあります。毎回しっかりと聴くことはできません。その分、手が空いた時には娘の話をたっぷりと聴いてあげるように意識しています。言葉泥棒をせずに、最後まで話をさせることも。

…おっ!ひかりが昼寝から起きたようです。それではこれからお話タイムといきますか。


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