ここ数年で、「じっくり考える」ことができない子が急増したように感じます。本人は考えたつもりでいても浅薄で、考えたうちに入らない。…もしかしたら、どっしり構えて熟考するという行為自体が苦痛なのかもしれませんね。「心ここにあらず」で、意識がすぐ違う方に向いてしまう子も多いでしょう。近年のスマホ&ゲーム中毒やAI依存の増加が、想像力や思考力の衰退に拍車をかけているようにも感じます。
これは極めて由々しき事態だと思うのです。早いうちに条例でも法律でも制定して、何らかの対策を講じないと子どもたちの「考える力」は低下の一途を辿ってしまいます。もっと危機感を持つべきです。
みがくでは現在、創作文の学習を行っています。下案となるプロットをじっくり練ることなしに、「できた!」とスカスカの下書きシートを持って来る子がいます。そういう場合は、ヒントを出しつつ、「もう少し考えてみよう」と促すようにしています。
考える習慣のない子に曖昧な説明をしても理解困難なので、なるべく具体的なヒントを出してあげることを心がけています。「主人公のお父さんの職業は何にしようか」「敵ってどんな服を着ているの?」などと、まずはその子がイメージしやすいような質問をすることが大事です。その後に「何の目的のために冒険に出たのか」「何を得ることができたのか」などといった抽象的な内容を考えてもらいます。
「じっくり考える」のにもトレーニングが必要なように、「考え方を教える」のにもコツと忍耐力が必要なのです。