「結局のところ、コミュニケーション力が1番大事ですよね。」
みがく本校に通うHくん(中3)の言葉です。
高校受験に真っ向から向き合い、悩みに悩んだ末に受験校を決めたHくん。受験生は視野が狭くなり、どうしても学力偏重の考えに陥りがちです。受験期真っ只中に身を置きながらも、「コミュニケーション力が1番大事」と明言できる彼を誇りに思います。Hくんのように考える子どもを1人でも多く育てるために私はみがくを立ち上げたのです。
最近、SNSを見ていると心がザワザワしてしまうのは私だけでしょうか。正義感の押し付けや歪んだ自己顕示欲、執拗な批判など、読んでいて気分が悪くなることがよくあります。悪意のようなものが伝わってくるからでしょうね。ネガティブで攻撃的な言葉は時に鋭い棘となって、触れた人の心を刺します。感受性の豊かな人はその棘が暫く抜けないこともあります。
「思ったことを自由に書いただけ。それの何が悪いの?」と言う人もいるかもしれませんね。しかし、その言葉が誰かを傷つけてしまわないだろうか、気を悪くする人はいないか、もっと想像力を働かせて欲しいと切に願います。そもそも「自由」とは「自らに由(よ)る」ことです。「自由」のもとに起こしたアクションには、自身の心の拠りどころ(基盤となるもの)が如実に現れます。「自由に発した言葉」によって、その者の人間性や品性が露呈してしまうものなのです。「文は人なり」とも言いますね。言葉選びや表現、言葉遣いや伝え方などからその人の本質が見えてきます。厳しいことを言いますが、SNSなどで表立って人を批判する人、傷つける言葉を発する人は自分の未熟さや底の浅さ、愚かさを全世界に曝け出しているようなものです。
書く人と読む人。話す人と聴く人。コミュニケーションを図る上で重要な要素は、相手に配慮をすること(思い遣り)。どんなに勉強ができても、学歴が高くても、コミュニケーション力が乏しいと生きていく上で苦労します。きっと損もします。
綺麗ごとでも何でもなく、どんな人でも素晴らしい個性を必ず持ち合わせています。それに気付いて光を当てられるような、前向きで寛容な心持ちでいたいものです。