はい今日はクリスマスイブですね。世代なのかも知れませんが、毎年この季節になると頭に流れてくるのが山下達郎さんの「クリスマスイブ」。
雨は夜更け過ぎに
雪へと変わるだろう
この歌い出しがあまりにも秀逸で、20年以上色褪せない名曲たる所以だと思います。
ところで、歌詞にある「夜更け」とはどの時間帯を指すかご存知でしょうか?夜であることは言うまでもありませんが、具体的に何時頃なのかは意外と知られていません。
「夜の時間」を示す類語を挙げてみますね。
◾️夜遅く…気象庁によると21時頃から午前0時頃までを指す。
◾️夜中…午後11時~午前2時頃のこと。
◾️深夜…午前0時~2時頃のこと。
ちなみに、古語で深夜を指す言葉には夜籠り(よごもり)や、夜半(よわ)、打ち更く(うちふく)などがあります。
さて、それでは「夜更け」とはどの時間帯を指すのでしょう。実は、何時から何時までという明確な定義はありません。だいたい23時あたりから1時ぐらいという曖昧で感覚的な言葉であり、天気予報などには使用不可となっています。
正確な時間区分はできなくても私は好きですよ、夜更けという言葉。その語感も、平安以前から使われている歴史の深さも、情趣があって大好きです。
…今日のイブは、ここ札幌でも「雨が夜更け過ぎに雪へと変わる」ことはないそうです。…ほっ。
盛大にパーティーをしている方も、普通の日常を過ごしている方も、どうか穏やかで幸せなクリスマスをお迎えくださいね。