今日は「石狩ビーチコーマーズ~冬の漂着物」というイベントに参加しました。
「いしかり砂丘の風資料館」主催の野外講座です。いしかり砂丘の風資料館 野外講座
ビーチコーミングとは、海辺に漂着したものを観察、採集しながら歩く遊び。
具体的には、貝殻、流木、石、外国のガラス瓶、化石、陶磁器…などを探しながら海辺を歩きます。
毎回、採集するもののテーマを決めるのですが、今回は「ライター」でした。
朝9時集合。館内で30分間の説明を受けた後、各々歩き出しました。
身に突き刺さるような冷たい空気。
ゴミ(…ではなくお宝ですがI)を拾いながら寒々とした海をひたすら歩く…。
興味のない人から見ると、きっと正気の沙汰とは思えないでしょう。
外国の缶や瓶、ボトルなどが数多く漂着しています。バーコードがあれば、それでどこの国の物なのか判別できるそうです。
ビーチコーミングが終わった後は、お汁粉をご馳走になりました。冷え切った体に染み入る温かさ!ありがたい(:_;)
そのあとは、参加者の拾ったものをみんなで見せ合いました。その正体や、どこから流れ着いたかを専門家の皆さんに解説していただきます。
正体不明の「ゴミ」にスポットが当てられ、そこにどんどん名前が付けられていく様子は感動モノでした。陶器片の専門家、貝の専門家、気象予報士の方もいらっしゃったり。自分たちだけでビーチコーミングをするだけでは決して得られない貴重な情報を沢山教えていただきました。
これが私たち夫婦の収穫です。
先輩の皆さんの収穫物を見ると、拾うのにもコツが要ることを痛感します。課題のライターですが、私たちは3個のみ。先輩で20個ぐらい見つけた方もいました。
大先輩方に頂いたガラス浮きと、ガチャポンの景品(カプセルに怪獣シュガロンが入っているもの)。
今後は、
●江戸時代など、古い時代の陶器片
●無傷の縞メノウ
●琥珀
を目標にビーチコーミングを楽しみたいと思います。
「漂着物は渚の百科事典である」
ある民俗学者の言葉だそうです。
ゴミ捨てのマナー。
日本の地形や海流。
日本や外国の歴史。
鉱石や化石。
植物や動物などの生命。
ビーチコーミングは、多くの気付きや学びがある大変知的な遊びだと思います。
今日は大変有意義な体験をしました。