塾長ブログ

音読力を上げよう。

昨日、旭川で書道講師をされている方からメールを頂きました。
書道を教える傍ら、一部の生徒さんの国語力を養うため、音読指導もなさっているとのことです。理にかなった大変立派な取り組みだと思います。

国語が苦手な子の大半は、音読力が低いと言われています。いわゆる「嘘読み」や「飛ばし読み」、「内容無視読み」等をしている生徒が実に多いのです。

上手な音読とは、
●漢字が正確に読めている。
●1文字1文字、間違えることなく読み進められる。
●文意を理解している。
●相手にはっきり聞こえるように声を出す。
●大事なところを強調して読める(キーワードを読む前に一拍置くなど)。
などが代表的なところです。

指導としてまずは、
引っかかり無くスラスラ読める音読を目標にします。次に、聞く人にも文の内容がわかるような音読を目指します。
最終形は、聞くと作品の主題や登場人物の感情までもがよく伝わってくるような音読です。声の抑揚、キーワードやキーセンテンスの強調、会話文の声色などを意識させる指導をしていきます(ここまでくるとプロの朗読家の粋ですが…)。

お子さんが国語の問題を解いていて、設問がわからないと言う時、まずは問題文をスラスラ読めるまで練習させてみるとよいでしょう。
「問題がわからない」のではなく、「問題文が読めていない」ことに気づくと思います。

「音読力」は、国語力の土台となる大事な要素なのです。


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