「幸せな人」ってどんな人でしょうか。
お金を余るほど持っている人。
地位や名誉を手にしている人。
恋人がいる人。
仕事に打ち込んでいる人。
家族がいる人。
好きなことをして生きている人。
容姿が優れている人。
頭が良い人。

…様々な考え方があると思いますが、私はこう考えています。
「今ある物(人)」に感謝して満足できる人。
「今あること」に意義や楽しみを見出せる人。
そんな人こそ幸せを感じられる人なのではないでしょうか。

どんなに裕福な生活を送っていても、富や名声を手に入れても、恋人がいても、それが幸せなこととは限りません。その人達がみんな「自分は幸せだ」と思っているとも限りません。

他人を羨んだり、妬んだり、嘆いたり。
そうやって「無いもの(こと)」に執着して、貪欲に求めているうちは、幸せは手に入れることはできないのだと思います。
自分に無いものを追求する向上心は、人生において確かに良いスパイスになります。必要なものでもあります。でもそれは一過性の刺激に過ぎません。
長い人生に必要なのは、先に述べた「在るもの(こと)」に感謝し、ポジティブに受け入れられる姿勢なのだと思います。

今、自分の周りにある物。
今、自分の周りにいる人。
今の自分の境遇、容姿。
それらに感謝し、受け入れ、愛すること。
幸せへの一歩はきっとそこから始まるのでしょう。