父がまた入院しました。

本来なら今日入院をして、明日の午後から閉塞性動脈硬化症の手術を受ける予定でしたが、飲むのを中止しなくてはいけなかった薬を今朝うっかり飲んでしまったようで…。手術の日程が金曜の午後に延期になってしまったのでした。

とにかく入院が嫌で嫌で仕方ない父。「金曜まで何もすることがない。暇だから一旦家に帰る！」と、ごね始めます。これまで説得を重ね、ようやく父に手術を受けてもらうことに成功したのです。今帰ったらもう二度と受けてもらえないかもしれない。何としてでも予定通り今日から入院してもらいたい私と、今すぐ帰りたい父との攻防戦が始まりました。

結局、医師の口添えもあって今日から入院することに。父、周りが引くぐらい不貞腐れていましたわ（笑）。もう放っておいても良いのですが、現実にはそうもいきません。ペースメーカーは入っていますが、まだまだ元気なのでね。身体が動くうちに好きなパークゴルフを楽しんでもらいたいのですよ。そのパークゴルフも、最近は足の痛みのせいで思い切り楽しめなくなっているのもあり、今回の手術（2回目）に踏み切ったわけです。

手術なんてしないに越したことはないのは当然です。私だって入院も手術もして欲しくないのが本音です。それでも、血管の狭窄からくる脚の痛みが手術以外に解消できないのなら手術を受けるしかありませんからね。それでも入院は嫌だ、手術はしたくないと父は言い張るのですよ。恐怖や不安がその根底にあるのは理解できるのですが、あまりの頑固さに思わず匙を投げたくなる自分がいます。

いろいろと世話を焼くことが果たして、父のためなのか、それとも単なる自己満足に過ぎないのか、答えなど存在しない問いに、ついつい頭を悩ませてしまいます。

不貞腐れる父を残して病院をあとにしましたが、その横顔を思い出しては溜め息をつく私です。