明日は、札幌市内の公募霊園の抽選日です。
今年の7月末に母が亡くなり、
納骨堂にしようか、お墓にしようか…と悩んでいた坂本家。
ちょうど何年かぶりに市営墓地の空き公募があったので、応募してみたのです。
明日、札幌市中央区の「ニトリ文化ホール」で抽選会が行なわれます。
予想はしていましたが倍率は高く、6~16倍!
市営の墓地は安心感があるからかな?
すごい人気です(笑)。
ただ、生前の母は運が強かったんです。
ラジオやテレビの懸賞や、デパートでのくじ引き…。
本当によく当たっていました
母は数々の「奇跡」を起こしましたが、私が一番驚いたのは小田和正さんのコンサートのとき。
彼女は小田さんの大ファンで、札幌のコンサートには欠かさず行っていました。
運の良さからか、母の執念のせいか、なぜかいつも良い席でしたね~。
でも、最後に行った3年前のコンサートに限っては、2階席(…の最前列)でした。
「小田さんが遠い…!なぜ1階じゃないの~?」と席につくやいなや、怒りをあらわにする母。
反面、「絶対、小田さんはお母さんのところに来てくれるよ」と、全くもって根拠のない自信を口にしています。
そんなわけないじゃん、と母を突っ込んでいるうちに開演です。
コンサートもクライマックスに近づき、会場も母も大いに盛り上がっていたその時…。
小田さんが歌いながら、2階席に上がってきました。
そしてなんと、母の前でピタッと足を止めたのです
母の真ん前で、です!!
それだけでも母は放心状態なのに、あろうことか、彼女が最も大・大好きだった曲(「キラキラ」)をそこで歌い始めました。曲の中盤までずっと、母の前に立って。
母はこの千載一遇の幸運に、涙を流して喜んでいました。(去り際、「力士を触る人」のように小田さんの身体を何度もタッチしちゃったり…)
このように、母は運の強い人でした。
難病の一つである「モヤモヤ病」を発症したときにも、その運の強さは発揮されました。
モヤモヤ病が原因で脳梗塞を起こしたのですが、梗塞した部位は日常生活に支障のないところだったのです。
まあ、運を使い果たしたのか短命ではありましたが…。
今朝、仏壇の前で母に言い聞かせてきました。
「明日の抽選、任せたよ。最後にお母さんの運の強さを見せてよね!…でも、お墓にまだ1人で入りたくないと思っているなら、当選させなくていいよ~」
さあ、明日はどうなる