塾長ブログ

あらたまの年に祈りを。

明けましておめでとうございます。2024年も毎日を笑顔で過ごせますように。

 

新しき 年の初めの 初春の

今日降る雪の いや重け吉事

読み方)あらたしき としのはじめの はつはるの きょうふるゆきの いやしけよごと

大意)新年を迎えた今日は雪が降っている。その雪のように、良いことがどんどん重なっていって欲しい。

 

こちらは大伴家持が詠んだ新年の言祝ぎの歌です。「言祝ぎ(=ことほぎ)」とは、言葉で祝うこと。大伴家持が生きた時代(奈良時代)では、言葉には不思議な力が宿っているという言霊(ことだま)思想があり、祝い事や願い事は言葉に出して唱える風習がありました。

上記の歌もそんな言祝ぎの1つで、新年になると声に出して詠むと現実になるとされていたのです。私も早速口に出して唱えてみたところ、助詞の「の」の繰り返しのリズムが心地よくて、思わず何度も口ずさんでしまいました。皆さんも是非、この新年に朗詠してみてくださいな。

 

 

 

さて、今日は午後から北広島市の札幌八幡宮へ。みがくの受験生の合格祈願をするために初詣に行きました。

今年も受験生全員のご祈禱をお願いします。

 

 

絵馬も奉納してきましたよ。