塾長ブログ

本を読むことの意義ってなに?

昨日の北海道新聞にみがく生であるユキちゃん(高2)の作品が掲載されました。「読書」することのメリットを紹介した短いエッセイです。

ユキちゃんは言います。

同じ本を読んだとしても、それぞれの価値観によって解釈は左右される。だから誰かとその本について語り合ったときには、相手と自分との考え方の違いに感化されたり、視野がぐんと広がったりする。そうしているうちに、ストーリーが自分のものになる。これが読書の魅力の1つなのだ、と。

人間は無意識のうちに自分の都合の良いように文章を読みがちなのですが、他人の意見を聞くことで自分の思い込みにハッとさせられることがあります。また、気にも留めなかった描写や、共感できなかった登場人物の言動も、他人のフィルターを通すことで「なるほど〜!そういう解釈もあるのか!」と気付かされることも。人と話すことで「解釈の余白」が埋まり、より深い理解へと繋っていくのです。

そして文章はこう締め括られていました。

「誰でも文章を投稿できる時代に、意図をくみ取る想像力は必要不可欠だ。だから私は人に読書を勧める。」

まさにその通りですね。SNSの普及で誰でも気軽に投稿できる時代になりましたが、それに伴って誹謗中傷などのトラブルも急増しています。思いのままに言葉を発するのではなく、「こう言ったら相手はどう思うだろうか」と想像力を働かせてみる。誰かの言葉に過剰反応する前に、「ここで感情的に言葉を返したら、どんな結果になるのか。」と、これまた想像力を巡らせる。この世の中の事件やトラブルの主な原因は想像力の欠如だと私は考えています。子どもの頃から想像力をしっかりと育てていくことが大事であり、そのためのトレーニングとして読書は極めて有効な手段です。

読書の本質とその効果をしっかりと理解できているユキちゃんは本当に素晴らしい。

 

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