塾長ブログ

詰め込み過ぎは逆効果

文章を読みにくくする原因の1つに、「一文に内容を詰め込み過ぎている」ことが挙げられます。あれもこれも全て伝えたいという気持ちはわかりますが、内容が渋滞してしまうと逆効果になります。

例えば、次の文を読んでみてください。「子ども会」によるお知らせ文の一部です。

4月から小学生のリーダー会議と中学生のリーダー会議を分けて行うのは、中学生のリーダーたちに小学生に遠慮することなく活発に意見を出してもらいたいのと、小学生のリーダーたちから「どうしていつも夜に会議をするの?」という声があがっていました。

「リーダー会議を小学生と中学生で分けたい」というのが主旨だろうということは理解できます。その理由として挙げていることも…まあ分かります。しかし、一文が長いため、要点が逃げてしまっている感じですよね。係りと受けが合っていなくてちぐはぐなのも全体を読みにくくしています。文面で内容をしっかり周知させたいのなら、もう少し工夫が必要でしょう。

文章作法として、「一文一義(いちぶんいちぎ)」という考え方があります。「一つの文で伝える内容は1つだけに絞る」というもので、文章をシンプルにして読み手の理解を助ける基本テクニックです。 一文で1つの内容とまではいかなくても、2つの内容までに留めると読みやすくなります。長さの目安として50文字以内を意識するとよいと思います。

それらを踏まえて先ほどの例文を直してみますね。

4月から小学生と中学生のリーダー会議を分けて行います。今後、中学生リーダーには、小学生に遠慮することなく活発な意見を出してもらいたいと考えたからです。また、夜以外の時間帯で会議を行いたいという小学生の意見を尊重したことも理由の一つです。

📣4月から小中学生でリーダー会議を分けるよー。

📣小学生に遠慮しがちな中学生リーダーたちに配慮したよー。

📣夜に会議をしたくない小学生リーダーたちの思いを汲んだよー。

という内容をそれぞれ一文にまとめ、且つ全体を50文字以内に収めました。最初の文章より内容が伝わりやすくなったと思うのですが、いかがでしょう。

欲張って一文に詰め込み過ぎない。強く伝えたいことこそ短めの文にする。それを意識して書くだけで文章が変わります。基本的なことではありますが、試してみてくださいね。

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