みがくを卒業したKちゃんのお母様から、数年ぶりにメッセージが届きました。
「久々に坂本先生のブログを読み、懐かしくてご連絡させていただきました。…(中略)社会人になった今となっては、みがくの学習が1番役立っているようです。小学生の頃から複数の学習塾に通わせましたが、今となっては意味があったのかどうか疑問です。あのときの時間とお金があれば、旅行やキャンプに連れて行けたのにと悔やまれます。振り返ると子育ての期間は本当にあっと言う間でした。1番多感な時期に娘と過ごす時間をもっとたくさん設け、一緒に楽しめば良かったと今は後悔しています。」
Kちゃんは平日も週末もびっしり塾に通っていて、夏休みや冬休みも講習で忙しそうにしていたのを覚えています。メッセージの後半に、小学3年生から高校3年生までの10年間でかかった塾代の総額が記されていましたが、思わず「えっ?!」と声が出るぐらいの金額でした。Kちゃんは関西の難関私立大を1年で中退し、学部変更を兼ねて北海道内の大学を受け直したと言うので、高校を卒業した後も多くの費用がかかったことは想像に難くありません。
それでも、塾に通っていたこと自体は無駄ではなかったと私は思います。国数英社理などの直接的な勉強をするだけではなく、「勉強というものを勉強する」のも学生の領分です。自分なりの集中の仕方、計画の立て方、モチベーションの保ち方、自分に合う勉強法などを模索することも学習の大事な意義なのです。
確かに、短期間で塾を転々としたり、子どものキャパを遥かに超える学習量を課したり、学力や進路に見合っていない塾に通ったりすることには疑問を感じます。もっとはっきり言うと、時間とお金と労力の無駄遣いだと思っています。
しかし、塾を上手く利用すれば、学力だけではなく子どもの成長にも繋がることは間違いありません。親子揃って先生との信頼関係を築き、「こうしてね」と言われたことには全力で取り組む。難しそうであれば先生に相談して対策を講じる。「塾に入れておけば安心」「お金を払っているのだから当然」と丸投げするのではなく、親がサポーターとして子どもと一緒に伴走しようとする姿勢こそが肝要であり、伸びていく子の必要条件でもあります。
…大人になったKちゃんは果たしてどんな成長を遂げたのでしょうか。会いたいなあ。
社会人に問われるのはもはや単純な学力ではありません。経済産業省が定義する社会人基礎力として挙げられるのは主に次の3つです。
⭐️前に踏み出す力(アクション)→主体性、働きかけ力、実行力
⭐️考え抜く力(シンキング)→課題発見力、計画力、創造力
⭐️チームで働く力(チームワーク)→発信力、傾聴力、柔軟性、情況把握力、規律性、ストレスコントロール力
社会人になった時にみがくで学んだことがしっかりと生きるように、これからもブレずに指導を続けていきたいと思います。