塾長ブログ

35年前のカラオケボックスを探しに。

せっかくの休日。気付くと吸い寄せられるように仕事机に向かってしまうので、ダンナを誘って清田図書館へ。ずっと気になっていたことを調べに行くことにしたのです。

私が高校生の頃あたりから「カラオケボックス」が身近な存在になり、私が住んでいる清田区(当時は豊平区)にも立て続けに何店舗かオープンしました。その中でよく利用したのは「ビッグエコー」。1番通ったのは今は無き「アメリカすすきの店」なのですが、地元のカラオケ屋では北野のビッグエコーに行っていました。当時はよく見かけたキャビン(コンテナやプレハブのようなものが立ち並んでいる)タイプのお店です。

大学生の頃、ビッグエコーでアルバイトをしていたダンナ。北野店にもヘルプで入ったことがあるらしく、この店舗のことは何度も話題に上がっていました。

ただ、ビッグエコー北野店は閉店してかなり長い時間が経っており、私もダンナも店舗の正確な場所に関しては自信がなく…。20年以上も経過すると、街並みが大きく変わりますからね。特に清田区は宅地開発や道路整備が進み、豊平区から清田区に分区(1997年)してからは特に、ずっと住んでいる私でさえ、以前とは別地域かと感じるほどに大きく変化しました。

何となく、「この辺りだったよね」「ちょっとした台地の上に建っていたよね」などと見当はついているものの確信までは得られなかったのです。

そこで今日はこの謎を解決すべく、古い宅地地図を求めて図書館に行ってきたのでした。

まず足を運んだのは地元の清田図書館。こちらの図書館で最も古い2000年の宅地地図を受付でお借りして、早速「ビッグエコー」探しを開始しました。

北野通沿いで、ホーマック北野店(旧・石黒ホーマ)の向かいあたりだというのが私たちの共通認識だったので、そのあたりを中心に探してみると…。ありました!

豊平体育館のすぐ横だったのね。北野2条1丁目、現在のファミマの隣の位置です。2000年…今から25年前にはカラオケボックスがここにあったことが判りました。

その場所に行ってみると、カラオケ店があった場所は車屋さんになっていて、奥にコンテナが残っています。カラオケ店時代のキャビンを利用したのか、それとも全くの別物なのかは不明です。…やっぱりここだったのか。スッキリしたー。

しかし、まだ疑問が残ります。地図に掲載されている店舗の名前がビッグエコーではないのです。そこには「カラオケプレイボックス」と書かれています。うーん。場所は確かにここなのだけど、私たちがよく行っていた「ビッグエコー」ではないのね。いつ店名(運営会社)が変わったのかな?

…と言うわけで調査は継続!次は中央図書館に行って、もう少し古い地図を調べてみましょう。

同じように受付で地図をお借りし、まずは1990年の宅地地図を開いてみました。えーと…。無いなあ。

1990年(今から35年前)の地図上には店舗が跡形もありません。

次は1991年。ページをめくっていくと…。

あ、ある!!「カラオケキャビン ビッグエコー」。「ビッグエコー」という表記を初めて見てテンションが上がります。地図が発刊されるまでタイムラグがあることを考慮すると、遅くても1990年半ば頃にはオープンしたということなのかな。

ダンナは1995年頃にヘルプに入ったそうなので、もちろんそれまでは店舗が存在していました。ということは、1996年あたりから2000年の間に閉店して名前が変わったということになります。ここからは一年刻みで確認してみることにしました。

1995年、1996年、1997年…と地図で確認していくと、1998年までは「カラオケキャビンビッグエコー」と明記されています。無くなっていたのは1999年の地図からでした。この年の地図には「カラオケ プレイボックス」と表記されていたので、ビッグエコー北野店はこの前年中に閉店して売却か事業継承でもしたのでしょうか。

詳細は調べようがありませんが、カラオケキャビンビッグエコー北野店は1990年頃に開店してそれから8年前後で閉店したということはわかりました。

アプリや国土地理院の古地図など、他に方法はあるのでしょうが、昭和の人間らしく足を使って調査してみました(笑)。…いや、調査というほどでは全くありませんが、気になっていたことが判明したので気分はスッキリです。

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